振られ者同士 [①チョッチョ日和]
振られ者同士
（好きな人からは袖にされどうでもいいヤツからは惚れられるチョッチョとたっちゃん）
・・・Ｍっちゃんのベッドの上・・・・・
「ＭっちゃんＭっちゃん どうしよう。昨日たっちゃんと寝ちゃった。」
「ヤダ チョッチョ何キング オブ 『ベタくだらないこと』してんの。」
「やっぱそう思う？」
「どうせチョッチョもたっちゃんも振られっぱなしなんだから
さっさとくっついちゃいなって。」
「３５過ぎたら考える。」
「３５？ 今じゃなんで駄目なわけ？」
「だって たっちゃんなんかに飽きられたら屈辱的だもん。」
って言ったらさ
Ｍっちゃん吹き出すんだよね。
ったく人事だと思ってさ。
自分はいいよね
Nにベタ惚れされてるわけだからさ。
・・・Ｎの部屋・・・・・・・・・・・
「やっぱり お前たち寝たか。
バカさ もう手頃なチョッチョで手を打っとけよ。」
「ヤダね。あいつ年間スケジュールを分刻みで書いて
冷蔵庫に貼っておくような女だし。」
「うわっ 今お前とチョッチョの家庭を一瞬にして想像できちゃったよ。」
「マジか。子ども何人？」
「バカさ 実は乗り気なんじゃない？」
「うるせえな。それよりお前はいつまでＭと続ける気？
小６からって普通あり得ねえっての。」
「バカには関係ない。」
以上が
Ｎ→Ｍっちゃん→チョッチョの伝言ゲームの答え。
たっちゃん最低。
かず兄に言いつけてやる。
